Kawamata Tadashi “Early Works”

Kawamata Tadashi Early Works 2017
Installation view at MISA SHIN GALLERY
Photo: Keizo Kioku

Kawamata Tadashi Early Works 2017
Installation view at MISA SHIN GALLERY
Photo: Keizo Kioku

Kawamata Tadashi 川俣正
Early Works
Date: Wednesday August 2 – Saturday October 7, 2017

PRESS RELEASE

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川俣正は、東京藝術大学在学中の1970年代後半に都市空間にサイトスペシィフィックな作品の制作を行い、以来40年以上に渡り、既存の美術表現の枠組みを超えていく試みを世界各地で実施しています。

アートの制作において、「プロジェクト」という言葉が日本で使われ始めた 80 年代、川俣はすでに準備、設置、そして解体までを含めたプロセス全体を作品とみなす、ワーク・イン・プログレス(work in progress)と言われるスタイルで制作していました。川俣のプロジェクトは、失業者や薬物依存患者など、社会的な問題を抱えた人たちとの協働であったり、旧炭鉱地域の人々など都市が持つ意味やそこに住まう人々との関係の構築であったり、建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは人々の記憶や精神のありかたまでをも包括して常に変化しながら進行していきます。それはワーク・イン・プログレスの言葉の通り、未完であり、仮設であるという概念とともに、関わる人々の動きや新たな可能性の萌芽を促し、そして模型やレリーフやドローイングなど一つ一つがプロジェクトの実施に至るプロセスを内包して制作されます。

本展覧会では、ニューヨークのP.S.1で実施された「P.S.1 Project Plan」(1984年)、ニューヨークのワールド・フィナンシャル・センターにバッテリパークシティーが建設される時に出た廃材で、ブラジルの不法占拠者住宅ファベーラを組み立てた「Favela in Battery Park City N.Y.」(1988年)や、ドイツ・カッセルのドクメンタ9でファベーラを制作した「People’s Garden (D9) Plan #7」(1992年)などのレリーフなど、いずれも都市の多様なありようや変化と関わりながら、新たな着眼点でその隙間に潜む問題や可能性をあぶり出し、その場を巻き込んで行く川俣の初期の作品群を展示いたします。

川俣 正
1953年生まれ。1982年、ヴェネツィア・ビエンナーレへの参加を機に、ドクメンタ、リヨン現代美術ビエンナーレ等、多数の国際展に参加し、欧米を中心に高い評価を獲得し続けている。現在はパリ国立高等芸術学院教授。建築や都市計画、歴史学、社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及ぶ広い領域に関わった作品制作を行っている。

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2018-09-12|
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