“Multiples”

Iba Yasuko, grain#2018-2, 2018, silkscreen on BFK Rives, 76.5 x 57 cm (30.1x 22.4 in), edition of 20

Ozawa Tsuyoshi, Everyone likes someone, as you like someone, 2012, etching, 11.5 x 15 cm(4.5 x 5.9 in), edition of 22 +A.P 2

Multiples
Iba Yasuko, Isozaki Arata, Kawamata Tadashi, Ozawa Tsuyoshi, Shinoda Taro
Tuesday, March 5 -Saturday, March 30, 2019
Hours: 12:00-19:00, Tuesday-Saturday

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PRESS RELEASE

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MISA SHIN GALLERYは、3月5日(火)から3月30日(土)まで、ギャラリーアーティストによる版画作品のグループ展「Multiples」を開催いたします。

伊庭靖子の新作版画、「grain」シリーズは、モノクロームのように見える色彩に浮かび上がる植物群や風景が、物質感を伴った多数のインクの粒によって構成されています。Grain(粒)の名の通り、あたかもイメージの上に光の粒が舞い降りたような透明感と奥行きが紙の上に現れます。対照的に、磯崎新にとって版画とは、建築のコンセプトを抽象化し、視覚化することにあります。実際の建築は立体であり空間も内包していますが、磯崎が版画で表現しようとするのは、建築家の手から生まれる瞬間のイメージであり新たな解釈であるとも言えるでしょう。

川俣正のシルクスクリーンは、1995年、ドイツのレックリングハウゼンのクンストハーレでインスタレーション作品を設置した際に制作されました。篠田太郎は、2017年オークランドアートギャラリーからサイトスペシフィックな作品の依頼を受けた際に、制作の過程で生まれてくる多くのスケッチをもとに、はじめてシルクスクリーンを制作しました。川俣、篠田ともに、制作過程におけるスケッチや写真などの重層的なイメージによって、通常は完成作品しか見ることのない私たちに、プロセスこそが作品の本質であることを教えてくれます。

小沢剛の「あなたが誰かを好きなように誰もが誰かを好き」は、通称「ふとん山」と呼ばれるプロジェクトです。東日本大震災後、放射線量の高い地域に住む福島の子供達が戸外で遊べなくなったことに心を痛めた小沢は、福島県立美術館で「ふとん山」を展示します。銅版画の中の「ふとん山」は、インスタレーションとは異なる親密さを伴った、事件を風化させないことへの小さな宣言でもあります。

本展は、通常絵画や彫刻、インスタレーション、建築などで仕事をするアーティストたちの、版画というメディアによる試みでありひとつの実験とも言えます。どうぞご高覧ください。

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